友達とのお茶にじゃんぼ餅を手作り!2本の串と名前の由来、もち米粉130gの12本分と醤油ダレ、素焼きする手順までの5つのポイント

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鹿児島の友達が遊びに来る日や、鹿児島が好きな友達を家に呼ぶ日に、ちょっと珍しいおやつを出してみたいと思ったことはありませんか。そんなときに候補にしたいのが、2本の竹串を刺したお餅に、とろりとしたタレをかけた「じゃんぼ餅」です。

Xでも2026年10月には、旅の終わりに平田屋で両棒餅を食べ、「焦げてるところが香ばしいやわやわのお餅に、関東のみたらしより甘めのあんがかかっている」と感想を書いた投稿が見られます(Xの投稿)。「じゃんぼ餅は磯の店のものでないと駄目」という投稿もあります(Xの投稿)。

この記事では、じゃんぼ餅の歴史や老舗のこだわりから、友達とのお茶の時間に家で作るための準備と手順までを、順番に紹介します。

目次

じゃんぼ餅ってどんなお菓子?

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作り始める前に、じゃんぼ餅がどんなお菓子なのかを知っておくと、友達に出すときの話題にもなります。形の特徴と、名前の由来や歴史を見ていきましょう。

2本の串を刺したお餅

農林水産省の「うちの郷土料理」では、じゃんぼ餅を「つきたての餅やもち米粉を使っただんご串を2本さして、とろみのある砂糖醤油ダレをかけて食べる、鹿児島県で古くから親しまれている料理」と紹介しています。主に伝わっている地域は鹿児島市で、漢字では「両棒餅」と書きます。

いちばんの特徴は、1つのお餅に竹串が2本刺さっていることです。ふつうのお団子は1本の串に何個も刺しますが、じゃんぼ餅は平たいお餅1個に串が2本です。見た目がかわいらしく、初めて見る人はまずそこに驚くかもしれません。

大きさについては、資料によって少し書き方が違います。農林水産省のレシピでは直径3センチほどの平たい円形にすると書かれていて、鹿児島県のキッズサイトでは、直径4〜5センチほどの平たく伸ばしたお餅に2本の竹串が打ってあると説明しています。家で作るときは、食べやすさや人数に合わせて大きさを決めてよさそうです。

タレは、農林水産省のページでは砂糖醤油ダレか味噌ダレが好まれるとされています。鹿児島県のキッズサイトでは、炭火で焼いたお餅に、黒砂糖にしょう油や味噌などを合わせて煮詰めたあんをかけて食べると紹介されています。どちらにしても、甘くてとろみのあるタレをたっぷりかけるのが、じゃんぼ餅らしさといえるでしょう。

食べる時期については、特に決まった季節はなく、一年を通して食べられていると農林水産省のページに書かれています。さらに、県外から来たお客さんへの簡単なおもてなしにも最適だ、とも紹介されています。友達を家に呼ぶ日のおやつにぴったりなのは、こうした背景があるからです。

鹿児島市の磯地区、仙巌園がある周辺には、じゃんぼ餅の専門店が並んでいます。鹿児島県の公式観光サイト「かごしまの旅」では、中川両棒餅家、ぢゃんぼ餅 平田屋、桐原家両棒餅店の3店が紹介されています。県内外から人が訪れ、鹿児島土産としても売られているそうです。旅行で鹿児島に行ったことのある友達なら、磯で桜島を眺めながら食べた思い出があるかもしれません。

家で作ったじゃんぼ餅を出しながら、「本場は磯のお店なんだって」と話をふってみるのも楽しいですね。

農林水産省のページによると、学校の家庭科の授業やイベントなどで、じゃんぼ餅づくりを体験できる機会もあり、味と作り方の継承が行われているそうです。鹿児島で育った友達なら、学校で作った記憶があるかもしれないので、聞いてみると思わぬ話が広がりそうです。

名前の由来と五文餅の歴史

「両棒」と書いて「じゃんぼ」と読むのは、少し不思議に感じますよね。名前の由来にはいくつかの説があり、農林水産省のページでも諸説あると紹介されています。

よく知られているのが、武士の姿にちなんだ説です。昔の上級武士は刀を腰に2本差していて、その姿に似ていることからこの名がついたといわれています。鹿児島県のキッズサイトでも、武士が大小2本の刀を腰に差していた姿をまねたものといわれている、と書かれています。また、「両」を「じゃん」と読むのは中国語からきているという説もあるそうです。中国語の「両」の発音「リャン」が、鹿児島で「じゃん」と訛ったのではないか、という考え方ですね。

もう一つ、農林水産省のページで紹介されているのが、南北朝時代の逸話です。後醍醐天皇の子である懐良親王が鹿児島市の谷山城に滞在していたとき、谷山城主の谷山隆信が親王をなぐさめようと、餅に2本の串を刺し、味噌と黒砂糖を煮つめたものをかけて出しました。料理の名前を聞かれて、とっさに「両棒」と答えたのが始まりだというお話です。江戸時代には谷山から薩摩藩主の島津氏に献上されるようになり、そこから磯地域で広まったといわれています。

磯の老舗、ぢゃんぼ餅 平田屋の公式サイトには、郷土史家の東川隆太郎さんが資料をもとにまとめた「ぢゃんぼ餅の歴史ものがたり」が載っています。それによると、江戸時代やそれ以前の史料で「ぢゃんぼ餅」という名前は今のところ確認できていないそうです。ただ、今のじゃんぼ餅に近いお菓子として「五文餅」があり、天保年間の記録には、丸いお餅が2本の串で貫かれた絵とともに、杉の葉にのせて売られていたことが書かれていると紹介されています。名前の由来は五文で売られていたことで、読み方は「ゴンメ」だったそうです。

同じ歴史ものがたりでは、昭和6年刊の『磯の名所旧蹟』という本の記述も紹介されています。そこには、磯で餅を売る店が桐原、平田、中川の3軒あり、もとは谷山の名物だったものを、島津家の磯の屋敷で庭の仕事をしていた桐原辰之助さん夫婦が、明治13年ごろに天神の脇の自宅で作って売り始め、のちに平田、中川も店を開いて磯の名物になった、という内容が書かれているそうです。

武士の刀、親王の逸話、五文で売られたお餅と、ひとつのお菓子にたくさんの話がつまっています。友達と食べるときに、どの説がいちばん好きかを話してみるのも、お茶の時間の楽しみになりそうです。

家で作るには何を用意する?

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じゃんぼ餅は、特別な道具がなくても家で作れます。ここでは、農林水産省のレシピに載っている12本分の材料と、とろみのある醤油ダレの材料を確認していきましょう。

12本分の材料をそろえる

農林水産省「うちの郷土料理」のレシピは12本分です。お餅の材料は、もち米粉130グラムと水110〜120cc、それに竹串24本です。1個のお餅に串を2本刺すので、串の数はお餅の数の2倍になります。

主な食材として、農林水産省のページでは「もち米粉」と「つきたての餅」の2つが並んでいました。お店ではつきたてのお餅を使うところもあり、平田屋の公式サイトでは、佐賀県産のもち米「ひよくもち」を蒸してから専用の餅つき機でこね、すべてのお餅が同じ食感になるように調整していると紹介されています。そのときに馬鈴薯のデンプン粉をまぶしているそうです。家で作る場合は、もち米粉を使う方法なら、お湯をわかす鍋とボウルがあれば作れるので手軽です。

水の量は110〜120ccと、10ccの幅を持たせて書かれています。レシピでは、もち米粉に水を加えて「耳たぶくらいのかたさ」にこねあげると書かれています。最初に110ccを入れてこね、かたいようなら少しずつ足していくと失敗しにくいでしょう。

竹串は、2本並べて刺せる長さのものを用意しておきます。平田屋の公式サイトによると、お店で使っている竹串は既製品ではなく、竹本来の風味を楽しんでもらうために、真竹から裁断、滅菌、削り、乾燥までを約4日間かけて作っているそうです。家ではそこまでできませんが、串にこだわるお店があることを知っておくと、市販の竹串を選ぶときにも少し楽しくなります。

12本分は、友達2〜4人とのお茶にちょうどよい量です。Xでは、平田屋で食べた人が「おいしかったから一人前の10本にすればよかった」と書いている投稿もあります(Xの投稿)。お店では一人前が10本だと分かるので、甘いものが好きな友達が集まるなら、多めに作っておいてもよさそうです。

材料を量るときは、もち米粉130グラムをきちんと量っておくことが大切です。粉の量がずれると、水の量の目安も変わってしまいます。キッチンスケールがあると、作業がぐっと楽になります。

焼くための道具も考えておきましょう。農林水産省のレシピでは、ゆでたお餅を「素焼き」にすると書かれています。お店では専用の焼き台を使っていて、鹿児島県のキッズサイトでは炭火で焼くと紹介されていますが、家ではフライパンや魚焼きグリル、オーブントースターなど、手持ちの道具で軽く焼き目をつけられれば十分です。

とろみのある醤油ダレ

じゃんぼ餅の味を決めるのは、なんといってもタレでしょう。農林水産省のレシピの醤油ダレは、淡口醤油大さじ1、砂糖大さじ5、本みりん大さじ1、片栗粉大さじ1、水50ccです。砂糖が大さじ5と多めなので、甘くてとろりとしたタレになります。

作り方は、まず片栗粉をあらかじめ水で溶いておき、ほかの材料と一緒に火にかけて、とろみをつけます。片栗粉を先に水で溶いておくのは、だまにならないようにするためです。火にかけている間は、鍋の底が焦げつかないように混ぜながら様子を見ましょう。

醤油に淡口醤油を使っているのもポイントです。色の薄い淡口醤油を使うことで、タレの色が明るくなり、お餅の白さとのバランスもよくなります。濃口醤油しかない場合は、色が濃くなることを頭に入れておくとよいでしょう。

お店のタレも見てみましょう。平田屋の公式サイトでは、ヒシク醤油(藤安醸造)と砂糖など、代々伝わる調味料を独自の分量で合わせ、とろみが出るまで約20分ほど煮立てていると紹介されています。家に鹿児島の醤油があれば、それを使ってみるのも一つの楽しみ方です。

味噌ダレにする方法もあります。農林水産省のページでは、砂糖醤油ダレか味噌ダレが好まれると書かれていて、懐良親王の逸話では、味噌と黒砂糖を煮つめたものをかけて出したと伝えられていました。鹿児島県のキッズサイトでも、黒砂糖にしょう油や味噌などを合わせて煮詰めたあんと紹介されているので、黒砂糖を使ったタレにしても、鹿児島らしさが出せます。

Xには、鹿児島で白熊とじゃんぼ餅を一緒に食べた人が「じゃんぼ餅のみたらしが味変に使えて最高だった」と書いている投稿もあります(Xの投稿)。甘いタレは、いろいろなおやつと合わせて楽しめそうです。

平田屋の公式サイトの「歴史ものがたり」で紹介されている明治24年の文章には、昔の呼び名として「田楽餅」も登場します。外側に味噌と黒砂糖を塗ったところが豆腐の田楽に似ていて、串に刺した姿も田楽法師に似ているから、という説明です。今の砂糖醤油ダレとは少し違い、当時は味噌と黒砂糖の組み合わせだったことがうかがえます。味噌ダレで作ってみると、昔の呼び名を思い浮かべながら食べられますね。

タレの量は、レシピの分量で12本分です。たっぷりかけたい人が多いときは、材料をそのまま1.5倍や2倍にして、多めに作っておくと足りなくなる心配がありません。

タレは、お餅をゆでている間に作っておくと、焼き上がりにすぐかけられて段取りがよくなります。お餅を焼く前に、タレを温めておけるように準備しておきましょう。

じゃんぼ餅の作り方の手順は?

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材料がそろったら、いよいよ作り方です。農林水産省のレシピの手順は3つだけで、とてもシンプルです。順番にポイントを見ていきましょう。

もち米粉をこねてゆでる

最初の手順は、お餅の生地づくりです。農林水産省のレシピでは、もち米粉に水を加えて耳たぶくらいのかたさにこねあげ、直径3センチほどの平たい円形にすると書かれています。

耳たぶくらいのかたさというのは、指で押すとやわらかくへこみ、手にべたべたくっつかない程度の状態です。水を一度に全部入れてしまうと、やわらかくなりすぎて形が作りにくくなるので、様子を見ながら少しずつ加えていきましょう。

生地がまとまったら、12等分にして丸め、手のひらで軽く押して平たい円形にします。直径3センチほどと書かれているので、ひと口で食べやすい大きさです。厚みをそろえておくと、ゆでたときに火の通り方がそろいやすくなります。鹿児島県のキッズサイトにあるように直径4〜5センチにしたい場合は、個数を減らして1個を大きくすれば大丈夫です。

次に、たっぷりのお湯を沸騰させ、平たくしたお餅を入れてゆでます。レシピでは、浮いてきたら水にとって冷まし、水気を切ると書かれています。お餅が鍋の底にくっつかないよう、入れた直後はやさしく鍋の中を混ぜるとよいでしょう。

農林水産省のレシピの書き方は「浮いてきたら水にとって冷まし」なので、まずはレシピのとおりに作ってみて、食感を確かめながら次回の作り方を調整していくのがおすすめです。ゆで時間を毎回同じにしておくと、次に作るときの目安にもなります。

水にとったお餅は、ざるにあげてしっかり水気を切っておきましょう。水気が残っていると、このあとの素焼きで焼き目がつきにくくなったり、タレが薄まったりする原因になります。キッチンペーパーで軽く押さえておくと安心です。

友達と一緒に作る場合は、こねて丸める作業を分担すると楽しいですね。形が少しずつ違っていても、手作りらしさとして話のきっかけになります。小さな子どもがいる家なら、丸めて平たくする作業を一緒にやってみるのもよいでしょう。

ここまでの作業は、友達が来る前に済ませておくこともできます。ただ、じゃんぼ餅はやわらかいお餅とあたたかいタレがおいしいお菓子です。前もって作る場合は、ゆでるところまでにしておき、焼いてタレをかけるのは食べる直前にするのがよさそうです。

素焼きにして串を刺す

ゆでたお餅は、次に焼きます。農林水産省のレシピでは、ゆでたお餅を素焼きにし、1個につき2本の串を刺して、タレを付けて皿に盛ると書かれています。手順は「素焼きにし、串を刺し、タレを付ける」の順番です。

一方、同じページの「飲食方法」の説明では、水気を切ったお餅に竹串を2本刺し、お餅を少し素焼きにした後、タレをかけて食べると書かれています。串を刺してから焼くか、焼いてから刺すかは、家の道具に合わせて選べばよさそうです。フライパンで焼くなら、串を刺す前に焼いた方が扱いやすいでしょう。魚焼きグリルやトースターなら、串を刺してから焼くと、2本串の形がそのまま焼き上がります。ただし、竹串が焦げないように気をつけてください。

焼き加減の目安には、お店のやり方が参考になります。平田屋の公式サイトでは、専用の焼き台で軽く焦げ目がつくまでさっと焼き上げ、たっぷりとタレになじませて出すと紹介されています。焼きすぎるとお餅がかたくなったりふくらみすぎたりするので、表面に軽く焼き色がついたら火から下ろしましょう。

串を刺すときは、お餅の中心から少し左右にずらして、2本を平行に刺すときれいに見えます。2本の串を並べて刺すことで、お餅がくるっと回らず、持ち上げやすくなるのもうれしいところです。

最後に、温めておいたタレをたっぷりかけます。平田屋の公式サイトの言葉にあるように、タレに「なじませる」ように、お餅の上から全体にかけるとよいでしょう。お皿に並べてから上からタレをかけると、見た目もお店のじゃんぼ餅に近づきます。

焼き上がったら、なるべく早く友達に出しましょう。焼きたてのお餅にあたたかいタレがかかった状態が、いちばんおいしく食べられるタイミングです。

大きさについて、平田屋の公式サイトで紹介されている昭和6年刊『磯の名所旧蹟』の文章には、昔の谷山のものは当時の大きさの4倍くらいで、味もとても甘かったと書かれているそうです。今のじゃんぼ餅はひと口サイズに近い大きさですが、昔はもっと大きかったと知ると、少し大きめに作ってみたくなるかもしれません。大きく作る場合は、焼き時間も少し長めになるので、焼き色を見ながら調整しましょう。

鹿児島県のキッズサイトでは、炭火で焼いてからあんをかけると紹介されています。家では炭火は難しくても、焼き網をコンロにのせて焼くなど、直火の香ばしさを出す工夫をしてみるのも楽しいですね。

友達とのお茶でどう出す?

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せっかく作ったじゃんぼ餅は、出し方にも少しこだわってみませんか。磯のお店の出し方を参考にした組み合わせと、お店の味を家で楽しむ方法を紹介します。

磯のお店の出し方をまねる

じゃんぼ餅を友達に出すとき、参考にしたいのが本場のお店のスタイルです。平田屋の公式サイトでは、焼き上げたじゃんぼ餅を、知覧茶と山川漬と一緒に食べるようすすめています。

平田屋が名前を挙げている知覧茶を用意できれば、より本場に近い組み合わせになります。甘いタレのお餅には、すっきりとした緑茶がよく合うものです。急須で淹れた温かいお茶を用意すると、お店で食べている気分に近づけるでしょう。

山川漬は、平田屋が知覧茶と並べて名前を挙げている鹿児島の漬物です。甘いものとしょっぱいものを交互に食べると、最後まで飽きずに楽しめるのがいいところですね。山川漬が手に入らなければ、家にある漬物を小皿に添えるだけでも雰囲気が出ます。

平田屋の店内について、公式サイトでは、桜島を背景に錦江湾を望む場所でじゃんぼ餅を食べられると紹介しています。家では桜島は見えませんが、鹿児島の写真を飾ったり、旅行の思い出話をしたりしながら食べると、ちょっとした鹿児島気分を味わえそうです。

お皿は、串が2本刺さったお餅を何本か並べられる、長めのお皿があると便利です。タレがたっぷりかかるので、少し深さのあるお皿を選ぶと、タレがこぼれにくくなります。食べるときに串を持つと手にタレがつくこともあるので、おしぼりやティッシュをそばに置いておくと親切です。

友達とのお茶では、作りながら話をするのも楽しい時間になります。生地を丸める、お餅を焼く、タレをかけると、作業がはっきり分かれているので、友達と役割を分けて一緒に作るのも簡単です。「名前の由来はどれだと思う?」と話しながら作れば、会話のきっかけにもなります。

盛り付けのヒントは、歴史の中にもあります。平田屋の公式サイトの歴史ものがたりによると、天保年間の記録には、五文餅が杉の葉にのせて売られていたと書かれていて、別名を「杉山兵子」といったそうです。家で出すときに、大きめの葉っぱや和紙を敷いたお皿にのせると、昔の売り方を思わせる盛り付けになります。

甘いものが苦手な友達がいる場合は、タレを少なめにかけたり、タレを別の小皿に分けておいて、好きな量をつけてもらったりするとよいでしょう。農林水産省のページでは、味噌ダレも好まれると紹介されているので、砂糖醤油ダレと味噌ダレの2種類を用意して、食べ比べてもらうのも面白そうです。

お店の味を家で楽しむには

自分で作るのが難しいときや、本場の味と食べ比べてみたいときは、お店の商品を利用する方法もあります。

平田屋の公式サイトでは、お店で食べるほかに、持ち帰り用の折も販売していると案内しています。また、お店のじゃんぼ餅のお餅とタレを店内で急速冷凍した「冷凍両棒餅」も紹介されていて、2本の串も鹿児島の竹から作った店頭と同じものを使っているとのことです。家庭で本場鹿児島の味を楽しんでほしいという商品です。販売の状況は時期によって変わることもあるので、購入を考えるときは、公式サイトやオンラインショップで最新の案内を確認してください。

鹿児島に住んでいる人や、旅行で行く予定がある人は、磯のお店に直接足を運ぶのも楽しみの一つです。平田屋の公式サイトによると、所在地は鹿児島市吉野町9673で、営業時間は9時30分から17時まで(ラストオーダー16時30分、お餅がなくなり次第終了)、定休日は木曜日です。座敷とテーブルで最大100席、駐車場は最大12台と案内されています。

ただし、臨時休業がある場合もあります。行く前には、公式サイトや公式Xで営業日を確かめておくと安心です。平田屋の公式Xでは、10月26日は通常営業するという案内も出ています(Xの投稿)。Xには、鹿児島旅行の行程として、桜島フェリーのあとに仙巌園でじゃんぼ餅を食べる計画を書いている人もいます(Xの投稿)。

鹿児島県の公式観光サイト「かごしまの旅」では、ほかの2店の情報も紹介されています。中川両棒餅家は営業時間10時から18時まで、火曜日定休(祝日と重なる場合を除く)、桐原家両棒餅店は10時30分から17時まで(売り切れ次第終了)、木曜日定休と書かれています。定休日は店ごとに違い、平田屋と桐原家は木曜日、中川は火曜日なので、木曜日に開いているのは中川だけです。3つの店は仙巌園の近くに並んでいるので、時間があれば食べ比べてみるのもよいでしょう。

お店で食べたじゃんぼ餅と、家で作ったじゃんぼ餅を比べてみると、お餅の食感やタレの甘さの違いに気づけるかもしれません。旅行から帰ってきた友達と一緒に、家で手作りして「お店とどこが違う?」と話してみるのも、思い出を共有する楽しい時間になりそうです。

まとめ:友達とのお茶にじゃんぼ餅を作る5つのポイント

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この記事で紹介した、友達とのお茶にじゃんぼ餅を作るときの5つのポイントをまとめます。

  • じゃんぼ餅は1つのお餅に竹串を2本刺し、とろみのある甘いタレをかける鹿児島の郷土菓子で、漢字では「両棒餅」と書く
  • 名前の由来には武士の2本の刀の説や懐良親王の逸話などがあり、前身とされる「五文餅」の記録も残っている
  • 農林水産省のレシピでは12本分にもち米粉130グラム、水110〜120cc、竹串24本を使い、醤油ダレは片栗粉を水で溶いてからとろみをつける
  • 生地は耳たぶくらいのかたさにこねて直径3センチほどの平たい円形にし、ゆでて浮いてきたら水にとり、軽く焼き目をつけてタレをかける
  • 磯の平田屋がすすめる知覧茶と山川漬を添え、お店の味と比べたいときは持ち帰りや冷凍両棒餅の案内を公式サイトで確かめる

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この記事を書いた人

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